top of page

2023/11/12 緑と道の美術展

  • 執筆者の写真: 邦彦 黒石
    邦彦 黒石
  • 2023年11月18日
  • 読了時間: 2分

今回で8回目になる『緑と道の美術展』に11月12日に行ってきました。


この日は「アート散策ツアー」でしたので、数人の作者さんからお話を伺うことができました。


24 えだはをのばす

数年前から黒川の畑で見かける元気な里芋の葉に力強さを感じ、「この力強さを作品にしたい!」と思い始めました。そして今回、里芋畑のすぐ近くのエリアを選んで作品を制作しました。樹脂粘土で薄く伸ばして作られた葉には、みずみずしい水滴が乗っており、その生命力を感じることができました。


23 僕らの物語、彼らの物語

森の中から小さな生き物たちが船に乗って里に下りてくるイメージで作品を制作したという作者は、「見る人それぞれが自由に想像し、自分だけの物語を作り上げてほしい」と語りました。見る人の感覚や感性から新しい物語が生まれることへの期待と、それに伴うワクワク感が伝わってきます。


22 ここから、そして、どこまでも

人、モノ、時間をつなぐという思いから創られた作品は、200kgの大理石から彫り上げられました。三つ並べて緑の上に置かれたその作品を見て、「過去・現在・未来?」とつぶやいた私に対し、作者は笑いながら「それは見る側の自由です」と応じ、少し間をおいて「種・双葉・花」というテーマを語ってくれました。

作品を改めて心の眼で見ると、右手には命を宿した【種】がコロンと横たわり、左手には垂直に芽吹いた【双葉】、中央には咲き誇った【花】があり、その花からこぼれ落ちて種へと繋がっていく“繋がり”が見えてきました。


自然と人、そして人と人との繋がり…モノのやり取り…これらの多くの繋がりの上に私たちは成り立ち生きています。(最近ユニセフが発表した調査では、日本の子どもたちの身体的健康は世界一であるにも関わらず、精神的幸福度は37位と低いという結果が出ています。)

ここ黒川で「繋がりを感じられる街」として、もっともっと世代を越えて繋がっていける【場】が出来れば嬉しいなぁと思います。



 
 
 

Kommentare


アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2023 by COMMUNITY CHURCH. Proudly created with Wix.com

  • Twitter Classic
  • c-facebook
bottom of page